戦いを始めるぞ!矢合わせの鏑始め

戦いの前の儀式

軍の編成 組織 役職

よく映画やテレビでみたことがあるかも知れませんが。お互いの軍が着陣し向かい合うと、代表者が躍り出て降伏か和睦か等、大声で話し合う。

お互い無益な戦いだ判断すると、ここで軍を撤収することもある。こういった光景は源平争覇期の書物によく見られる。

この大声での話し合いの末、交渉決裂となると主将か代表者が戦闘開始の合図として、敵陣に矢を打ち込む。これを矢合(やあわ)せの鏑始(かぶらはじ)めと呼んでいた。

これが合図となり相手方も打ち返してきて戦闘が展開される、矢の雨あられとなる。

この矢合わせの鏑矢は城攻めの際にも行われている。城攻めを開始するぞと合図するのだ。一度戦闘が開始されると、鏑矢は二度と打ち込まなかったらしい。

戦をお互い堂々と行なおうではないか!相手方に対しての礼儀的なニュアンスを含む行為で、なんとも日本人らしいじゃないですか。

テレビや映画なんかでのこういったシーンに管理人はゾクゾクします。

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