他の武士たちと何処か違う秀吉
戦国時代になると、軍事行動を起すのに多額な銭が必要になってきまました。この国の石高は幾つでそこから算出される米の量はどれぐらいか、そこから何人を投入できて、それに対して幾ら必要なのか等の話が出てくると思わず、小難しくて文章を読むのを止めてしまいそうになります。
戦争に勝つには、とにかくにも人数が必要で、戦国大名はこういった数学的な要素にも精通してる必要があった。
数学というと大変堅苦しく、う~~んとなってしまいますが、いかにうまく金銭を儲けられるか、集められるか、という、商売センスや商人との人脈が築けるかが問われたとういことです。
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これにとても長けた人がいました。豊臣秀吉です。彼は皆さんご存知のように、武士の出ではありません。若い頃は庶民として暮らしていました。
そんな彼は、武士ではない人々の生活を肌で感じ知っていました。普通の庶民達がどうやって暮らして、どうやって生計を立てその問題点や解決策を様々な人達を見て学んで行くのでした。
これは武士に無い感覚で秀吉が武士の世界にデビューしてから、周りを出し抜く武器になっていたように思えます。晩年彼は大軍団を導入できるだけの軍事力を持っていましたが、軍の数が多ければ多い程その運営と維持は困難になり、多くの出費がかかります。
これは秀吉がいかに銭や食糧をうまく回していたかの裏づけです。
大軍団の維持に必要なノウハウなどというのは難しそうで、軍事評論家でもない管理人にはよくわかりません。しかし、秀吉は現在の私達でも出来る商売、お金の作り方を教えてくれています。