日本での略奪や人取りはいつ頃から行われていたのか?

”生きる”事自体が困難で難しかった。

月 桜

管理人は昔々学生の頃、日本での乱世、戦争が日常化していた時代は、その国ごとにある程度、貯金とういうか余剰が出来た時点で初めて軍事侵攻を起すをものだと思っていました。しかし、そんな生ぬるい時代ではなかったと言う事が、近年沢山の研究家の書籍のおかげで伺い知ることが出来た。

現在でさえ世界的に見れば、食う事にすら困って飢饉に苦しんでる割合がいかに多いか。近代化した現在ですらこの様なのだ。当時の戦い、戦争とはこういった”生きる事”自体が困難な事から来る、根源的な動機から発生しているという視点がもろに欠落していたなーと思います。

他国に侵攻するにあたっての目的とメリットは、侵攻先の食糧、財産、人間(人取り)による収入であった。
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行軍中の軍隊。農民は近寄ってはだめ!

行軍する軍は危険。農民は気を付けろ!

月 桜

「太閤記」に明智光秀の軍が行軍中にその両脇で耕作をしている農民を殺して行軍したと記録がある。

農民達にとって国内が戦場にならない限りは、軍隊は甚だ迷惑な存在なのだ。同じ国内の人間ではあるが、身分には徹底した上下関係があり、戦時下になれば、軍の作戦は何よりも優先される。

軍の行軍のため、急な徴収(食料や人員)があったり、上の明智光秀のように、作戦の機密を守る為に農民等に目撃されると殺してしまうのである。

酷い話ではあるが、戦争を行うというのはそれだけ慎重に臆病なぐらい徹底して相手方に作戦の詳細を漏れないようにしなければならなかった。

国の存亡がかかる戦争はとにかく静かに早くに行動しなければならない。

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軍による略奪行為 その餌食となる農民

武士はロマンスで戦っているのではない。

桜 月

植えても、植えても・・・の記事で少し触れましたが、戦場での一番の報酬は軍による略奪行為でした。特に下級武士、足軽、陣夫にとってはここぞとばかりに略奪を徹底し、そのことに夢中になります。

これは戦後に限らず、戦いの駆け引きにも利用されていて、敵方の農地を破壊することで、国自体を疲弊させるのに有効な為だ。

こうした土地破壊工作も当時は立派な軍略等として扱われていたのです。

日本史において戦国時代は非常に人気のある時代でテレビドラマ、映画、小説やゲームの題材にされやすい。しかしこれらの殆どは武士の華麗な面やロマンを中心に描かれる事が殆どだ。

もちろんこれらはエンターテイメントとして十分に楽しめる物が多いし管理人も大好きです。

こういったエンターテイメントにあまり取り上げられないのが、農民達だ。まるで武士だけが日本を駆け巡って、夢、ロマン、人情を語っている少々甘ったるい物が多いのも事実だ。

そこで、今回武士達のロマンスではない現実的な部分を戦国時代を例にとってご紹介します。テーマは略奪です。

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農民とは奴隷なのか?2

農民とは奴隷のごとき扱いだったのか?2

桜 月

前回までの(農民とは奴隷なのか?)では、日本で土地の私有化が認められ、荘園が始まるまでを追って行きました。なるべく歴史の教科書見みたいにならないよう書きます。

やがて荘園制も崩壊していき、こうして領主や武士が起こっていきます。こいうった流れの行き着く先は、争いです。起因はやはり土地に行き着きます。人々は土地を巡り争うようにります。

他が所有している土地を奪い自らの財産を増やそうとする、何の不思議もない人の世の自然な流れ、人間の性です。こうした世で農民達は上級層から奴隷のように扱われていたのかというと、そうではありません。

身分制度の下層にいる農民は確かに、人の世で起こる事のとばっちりを一番に被り決して、豊かな生活ができるわけではありませんが、奴隷のような生活を強いられていたわけではありません。

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農民とは奴隷なのか?

農民とは奴隷のごとき扱いだったのか?

桜 月

農民は果たして、奴隷のごとき存在なのだろうか?農民のイメージとして、お上に苛められ土下座してなにかを懇願してるようなイメージがりませんか?たしかにヒエラルキーでは下層に位置し、摂取される立場ではあるのだが。はたしてこのイメージは正しいのでしょうか?

農民とは、田畑を耕し収穫物を生産し、その一部を税金としてお上に納め生活をしていました。国家もこの土地からの収益に依存しているのです。国家の基盤はすべて、この土地に起因するのです。

その土地を潤わせるのが農民です。ここからわかるように、お上がどんなに、独裁的、神格化、畏怖の対象として、プロパガンダしようとも、彼ら農民を無視した行いは困難なのである。 少し古い時代は遡り、土地と人との関係を見ていきましょう。
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戦場跡に群がる庶民

庶民、農民達の唯一の損失補填

桜 月
運悪く自分達の地域が戦場となってしまった場合、その付近の民衆達は、財産を埋めたりして、城や、山に逃げ込みます。山や山林に逃げ込んだ者達は、戦が行われている様子を眺めています。またわざわざ、付近の者でない者たちもかなり集まってきます。

これは、ただの野次馬ではなく戦が終わるタイミングを見計らっているのです。

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農民、商売するのも命懸け。

飢饉に悩まされる人々

月 桜

戦時中、軍は常にドンパチやっているわけではなく、作戦上滞陣したり、あるいは両軍攻めあぐねて、膠着状態になったりします。

漁民や商人達は戦時中格好の略奪の標的になるので、身を隠していますが、軍が滞陣している時は、陣に近寄っていきます。

これは、陣中で商売をするためで、兵隊達は戦時中に配給される米類の粗末なものしか支給されないため、魚や肉、酒等を売りにくるのです。また、武器、防具類の商人達なんかもやってきます、損傷した物を買い換えたり、弓の弦や矢など補給したりするのです。

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